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No.3359 ブリング根の3桁精度近似計算

レベル : / 実行時間制限 : 1ケース 2.000秒 / メモリ制限 : 512 MB / 標準ジャッジ問題
タグ : / 解いたユーザー数 37
作問者 : 👑 p-adic / テスター : hamamu
ProblemId : 10985 / 出題時の順位表 / 自分の提出
問題文最終更新日: 2025-11-06 09:07:52
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問題文

非負整数 $C$ が与えられます。

方程式 $X^5 + X - C = 0$ を満たす非負実数 $X$ の、小数点以下 $3$ 桁精度近似値を求めてください。

ただしここで実数 $x$ の小数点以下 $3$ 桁精度近似値とは、小数点以下 $3$ 桁までの小数表示を持ち $x$ を超えない最大の実数を表します。

また $X^5 + X - C = 0$ を満たす非負実数 $X$ が一意に存在することは証明可能です。

背景

アーベル・ルフィニの定理により五次方程式には解の公式(四則演算と冪根のみを用いた明示的公式)が存在しないことが知られていますが、四則演算と冪根以外の(多価)関数を用いて五次方程式の解を明示的に表す研究は数多く存在します。

この問題で扱っている五次方程式 $X^5 + X - C = 0$ はブリング・ジェラード標準形という五次方程式の1つであり、また全てのブリング・ジェラード標準形は $C$ が非負整数という制約を外せばこの形に帰着されます。そしてこの五次方程式 $X^5 + X - C = 0$(もしくは $X^5 + X + C = 0$)の解は $C$ のブリング根と呼ばれ、冪根とはまた違った(複素多価)関数を与えます。

入力

入力は以下の形式で標準入力から $1$ 行で与えられます:

  • $1$ 行目に $C$ が与えられます。
$C$

制約

入力は以下の制約を満たします:

  • $C$ は $0 \leq C < 10^3$ を満たす整数である。

出力

$X^5 + X - C = 0$ を満たす非負実数 $X$ の小数点以下 $3$ 桁精度近似値を、小数点以下ちょうど $3$ 桁までの符号なし小数表示で $1$ 行で出力してください。

この問題は小数誤差許容問題ではないことにご注意ください。

最後に改行してください。

サンプル

サンプル1
入力
0
出力
0.000

$X = 0$ であり、$X$ の小数点以下 $3$ 桁精度近似値は $0$ です。従って $0$ の小数点以下ちょうど $3$ 桁までの符号なし小数表示0.000を出力してください。

サンプル2
入力
1
出力
0.754

$X = 0.754 \cdots$ であり、$X$ の小数点以下 $3$ 桁精度近似値は $0.754$ です。従って $0.754$ の小数点以下ちょうど $3$ 桁までの符号なし小数表示0.754を出力してください。

サンプル3
入力
2
出力
1.000

$X = 1$ であり、$X$ の小数点以下 $3$ 桁精度近似値は $1$ です。従って $1$ の小数点以下ちょうど $3$ 桁までの符号なし小数表示1.000を出力してください。

なお $0.999 \neq 1$ であるため、0.999は $1$ の小数点以下ちょうど $3$ 桁までの符号なし小数表示ではないことに注意してください。

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